ひきこもりの我が子をどうするか、親として俯瞰して考えてみる
2022年の内閣府調査によると、日本の15歳から64歳までのひきこもり状態にある人は約146万人と推計されています。
これは、50人に1人がひきこもり状態にある計算だそうです。

きっと誰もが思い当たる人、いるのではないでしょうか?
もしかしたら、自分も、と思うこともあるでしょう。
ぽれぽれもそうです、身近に思い当たる人がいるのです。
その人のために、一生懸命考えて調べてたことがあります。
いっしょに話し合いたくて、でも言葉だけや想いだけでは救えないこともあると思っていて、具体的にどのように考えていけば良いのか、寄り添えるのか、ちゃんと客観的に考えてみた内容になります。
同じように、悩まれているかたがいたら、こんな考え方もあるね~ということで一つ参考にしていただければ幸いです。
理解を深め、みんなが安心して生きられる人生を応援したいです。
※この記事は、筆者が過去に調べたこと・感じたことをもとに書いています。専門家ではありませんので、参考程度にお読みください。心配なことがある場合は、専門機関や公的な相談窓口の利用をおすすめします。
ひきこもりとは?
ひきこもりの定義とは?
厚生労働省の「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」では、様々な原因があり、就学・就労・家庭外との交流などの社会的参加を避け、おおむね6か月以上にわたって家庭にとどまり続けている状態で
「ふだんどのくらい外出しますか」という設問に対し、
①自室からほとんど出ない
②自室からは出るが、家からは出ない
③近所のコンビニなどには出かける
④趣味の用事のときだけ外出する
のいずれかを回答し、かつ、その状態となって6か月以上経つと回答した者を「広義のひきこもり群」と定義しています。
(①~③が狭義のひきこもり群、④が準ひきこもり群)
誰にでも『ひきこもる権利』というのはある
つらいときは思い切ってそこから逃げる
健全に逃げるということが大事
そして勇気が出るようになったら次のステップに進もう
引きこもりは病気ではない
「ひきこもり」は病気ではなく、その人の今の状態を表す言葉です。
(→ひきこもりならすぐ病院、ではない)
また、ひきこもりは「単なる甘え」ではありません。
ひきこもる原因は挫折体験やトラウマなどの「社会的原因」と、
精神疾患などの「病的原因」に分けることができます。
安心して社会に戻っていくことができる環境を整えていくことが必要
精神疾患を原因とする場合は、その原因となっている疾患に対して、医療機関で適切な治療を受けることが必要
まず注意しておきたいことですが、すべてのひきこもりに「治療」や「支援」が必須というわけではありません。
何らかの目的を持ってひきこもっている方、経済的・環境的にひきこもることが可能な状況にある方にまで、支援を押しつけることは間違いです。
しかし、多くのひきこもり当事者がひきこもり状況に苦しみ、脱出を望んでいることも事実です。また、ひきこもりによる長期の孤立状況は、心身にさまざまな悪影響をもたらすことには医学的な根拠もあります。
当事者や家族が何らかの支援を望む場合に、医療を含む様々な支援手段や社会資源を利用することが可能です。
治療や支援が必要なのか?今後の見通しは?
こどもの自立とは?
こどもの自立とはどういうことなのか?
子育ての終了=こどもの自立とは、精神的、経済的に自立ができて完了と言えます。
親である私たちみんなが、ここを目指す必要があると考えます。
精神的自立 ▶ 自分でかんがえて行動できること
経済的自立 ▶ 自分のお金で生活できること
「自分の人生」を生きること
もしも親がいなくなっても幸せと感じて生きられること
親の希望は?
親は親でこうなってほしい、があると思います。
その心もはっきりさせておきましょう。
・働いてほしい?
・家族以外の人ともかかわりを持ってほしい?
・社会的参加をしてほしい?
・笑顔で会話してほしい?
・ともだちに囲まれてほしい?
・前のように戻ってほしい?
・お金の心配をなくしたい?
・本当のこころの内を知りたい?
こどもにどのような状態になってほしいのか?
親の希望とは、こどもの幸せを願うこと
こうなってほしいと願うのは悪いことじゃない
こども自身の考えは?
よくある子供の気持ちとしては以下のようなものがあるそうです。
■もう1人じゃどうにもならない・・・ ・
■ちょっと休憩と思ったら何年もたっていた
■もう生きていく自信がない
■今さらどうにもならない
■人が恐い、人の目が気になって仕方がない
■昼夜逆転がなおらない
■失敗した経験が忘れられない
■どこに行ってもいじめられるんじゃないか
■誰も信用できない、何をやっても続かない
■結局、何で悩んでいるんだろう・・・
これに対して親や周囲は以下のポイントがあるかを探る必要があります
・属しているコミュニティはあるのか?(ネット上など)
・今の生活に満足しているのか?
・今の生活を変えたいという思いはあるのか?
・将来に対してどんな不安をもっているのか?
自分から相談してきたり質問してきたときが、
子どもの準備が整って、動き出せる時。
それはあったのか?
今後ありそうなのか?
親と子供にとって、必要なことは?

必要な事① ▶ 「親の希望」と「こどもの考え」をすりあわせること
必要な事② ▶ 「経済的自立」について手段を考えること
しかし、場合によっては「こどもの考え」を無理に聞くのはNG!!
①が難しければ②についてやってみないかという提案をする!!
ひきこもり、でも良い!
ひきこもり、ではない言い方がある!
ひきこもりの生活状態でこども自身が「このままが良い」と感じているならそれでも良いでしょう。
ただし「このままで良い」なら幸せに生きるためにまだ改善の余地ありです。
新しい視点で、まず親が「ひきこもり」のとらえ方を変えて、考えてみましょう。
ひきこもり ▶ ずっと家にいる生活を実現させる人
では「ずっと家にいる生活を実現させる人」になるためにはどうしたら良いのか?
まずは「経済的自立」をすること。
生涯のお金の心配を無くすこと。
そして人生の楽しみやどういった人生を送りたいのか考えていくことです。
「ずっと家にいる生活を実現させる人」の経済的自立
生活費もありますが、年金、保険、いろいろな税金は生きているだけでかかってきます。
お金がやはり必要なのが現実です。
ではどうする?蓄える?稼ぐ?これからいくら必要なのでしょうか?

余談ですが、むかし北川景子さん主演の不動産のドラマがあって
ビビる大木さん演じるひきこもり息子が経済的自立を果たし
「ずっと家にいる生活を実現させる人」になっていました。
当時はなるほどね~と思って観ていましたが、
考え方としてはかなり参考になると思いましたよ!
生きていくために必要なお金はいくらか?
ざっくりでも良いので試算してみましょう。
日本の都市部以外(地方)で一人暮らしの想定です。
【生活に必要な金額概算】
家賃:地方5万円
食費:2〜3万円
水道光熱:1〜2万円
通信費:0.2万円
その他(雑費):1〜3万円
上記から、最低限年間130万ほどあれば何とかいけそう!という感じです。
ただ年齢を重ねるにつれて、医療保険料や税金も増えてくる、緊急の出費なども想定するとなると、最低限年間200万ほどあればひとまず安心!というラインかと思います。
その他、家電の買い換えや家の修繕などさらに大きな金額が必要な場合や、娯楽や外食など、生活からくる心のゆとりなども考えると最低限年間250万あれば自立している、と十分言えるラインなのではないかと思います。
実現させる方法は何があるか
■親からの援助、贈与
■家族の資産を引き継ぐ(現金化)
いくら蓄えられるのか?(親からもらえるのか)
■生活保護
生活保護は(月10~20万はもらえるが)資産は持てない、貯金出来ないなど
生活の制限がかかる
■障害年金
親として真っ先に考えるのは、親から子へいくら渡せるのか、という点ではないでしょうか。
親自身の生活や人生設計の分も考えた上で、一度具体的に算出してみるのはありだと思います。
■家で働く(在宅ワーカー)
未経験OKの在宅は大体時給1000円ほど → 収入は月に約10万円ほど
■不労収入を築く
得意不得意はあるが、今の時代誰でも挑戦できる
または株や不動産投資など投資による収益を得る
■親が自営の場合、従業員として在籍する
自営業の会社で人を雇う余裕があるか?
どの仕事を任せるのか?経理等バックオフィス系が中心
最初の提案は「自分で稼ぐ」からがおすすめ
親から渡せるお金をあてにしても良い、ではなく、社会的つながりや自尊心を維持するためにもまずは少額でも良いので「自分で稼ぐ」というプロセスに挑戦してみるのがおすすめです。
親からの提案としても、こちらのほうが話し合いやすいのではないでしょうか。
在宅、フルリモート、週3日以内、未経験OK、短期間OK、
などの条件検索でさがす
例えばブロガー、YouTuber、デジタルコンテンツ販売など
投資は株や不動産だが最初にお金が必要という面もあるので出来る人は限られる
メリット :会社の節税、社会保険に入れる
デメリット:扶養控除がなくなる、支払う給料が発生する
主にリモートで可能な仕事のスキルを学ぶ
手堅いのはエンジニア、WEB系など。
ハローワークで無料で専門学校等で学べる制度があるので、利用する
資格やスキル取得後、在宅ワークに挑戦する
様々な支援窓口も活用できる
ワードを入れて検索すれば、いろいろな繋がれる場所が出てきます!
知っておくだけでも、安心するし、いざというときすぐに相談できるので、ぜひ知っておくと良いです。
支援窓口は全国対応や厚生労働省管轄のものもたくさんありますが
「年齢別(10代/20代/30代以上)」「地域(都道府県別)」などタイプも様々です。
★ひきこもり地域支援センター
厚労省も紹介している「ひきこもり地域支援センター」が全国にあります。社会福祉士・精神保健福祉士などを持つコーディネーターが相談を担当しています。
自分の住んでいる都道府県・市のセンターを「ひきこもり 地域支援センター + 地名(都道府県名・市名)」で調べてみるのがおすすめです。
★NPO法人 青少年自立援助センター(YSCネットワーク)
★KHJ 全国ひきこもり家族会連合会
★ひきこもり VOICE STATION
https://hikikomori-voice-station.mhlw.go.jp/support
★サポステ 地域若者サポートステーション
https://saposute-net.mhlw.go.jp
★ハローワーク(←職業訓練ハロートレーニング)
ひきこもりに特化しているわけではないですが、事情を汲んでくれます。スキルアップのために無料で受講できたり資格取得できる講座もあるので活用すると良いです。
★株式会社 ウチらめっちゃ細かいんで
ひきこもりの人が所属する会社もあります。こういった取り組みがあることも知れると何かと心強いですね。
★不登校のひきこもりに特化「キズキ共育塾」
さいごに
ここまで、私が当事者と話したいと思ったこと、まとめたことを記載してみました。
実際にはこれらの内容をパワーポイントにまとめ、話し合いにのぞみました。
とてもセンシティブな内容でしたので細かい内容、様子や結論については特に公表することはしませんが、やっぱり身近な出来事だと思うのです。
今は自分には関係ないと思っても、自分のパートナーがそうなったら、自分の子どもがそうなったら、自分の親が、自分の友達が、そしてまさかの自分が????
どんなパターンもあると思うのです。
いざ直面しないと、考えない出来事かも知れませんが、やみくもな対応は避けたいところ。
理解を深め優しく寄り添えると良いなと思います。

ひきこもり、といっても、みんな1人1人違うから
答えもひとりひとり違うんですよね。
周りが出来るのは理解を示す姿勢と
協力できるサポート体制を整えておくことかなと。
あと本人の勇気が必要なら、後押ししてあげたいですね。
みんなが幸せにはたらき、生きられますように!

